会計に専門的に携わっている、または勉強しているという人でないと、全ての会計ルールの変更をタイムリーに把握することは難しいです。
会計ルールの国際化の流れのなか、会計ルールの変更が頻繁に発生する現在では、特に大変です。
『会計監査六法』等の基準書も、年に1回の発刊のため、必ずしも最新のルールが全て記載されているとも言えません。
では、何を見て最新の会計ルールを把握するのがよいのでしょうか?
確実なのは、ルール公表元のウェブサイトです。
ただし、「会計ルール」と言っても、その中には、
企業会計基準員会(ASBJ)が公表する「会計基準」や「適用指針」
日本公認会計士協会(JICPA)が公表する「実務指針」や「Q&A」の改正
金融庁が公表する財務諸表規則等
法務省が公表する会社法施行規則
などいくつもありますので、公表元がどこなのかを把握しておく必要があります。
(※税法は、国税庁のウェブサイトにあります)
新しい会計ルールについては、大手監査法人のサイトや専門誌などでも、タイムリーに解説等がされていますので、理解の一助になるかと思います。
なお、中小企業における会計ルールの拠り所となる『中小企業の会計に関する指針』、『中小企業の会計に関する基本要領』は、日本公認会計士協会(JICPA)、日本税理士会連合会、日本商工会議所のウェブサイトにあります。
特に、『中小企業の会計に関する指針』は毎年のように改定が行われていますので、適宜確認しておきたいところです。